たまには生活に役立つ記事を(^-^;
今年はサンマが豊漁!!
今年はサンマが豊漁だそうでサンマ好きの私にとっては嬉しいです(^^)
たしか去年は台湾とか中国の漁船に獲り負けているのがサンマが不漁の原因、というニュースを見ましたが今年は獲り勝ちしているのでしょうか?
それとも台湾人や中国人はサンマに飽きてしまったのでしょうか?
いずれにしても今年は安くて美味しいサンマをたくさん食べることが出来そうです!
去年は安くても1尾158円ぐらいまでしか下がらなかったと記憶しています。
なので去年はサンマの塩焼きを食べる回数が少なかったです(^-^;
実は私は元・魚屋さんです!
私は大学を卒業してから、約10年、魚屋をしていました。
辞めたのが4年ほど前になりますが、その時はサンマのシーズンは100円ぐらいで売っていました。
ディスカウントスーパーなどでは70円ぐらいで売っているのを見ました。
去年はサンマの値段が下がらなかったので「将来的にサンマが大衆魚ではなくて高級魚になってしまうかも」と心配したものです(^-^;
最近は「解凍サンマ」の刺身を売り場で見るようになりました。
「解凍サンマ」というのは一度凍らせて溶かしたサンマのことです。
私が魚屋をやっていた頃は、解凍サンマは刺身にすると色味が悪いので刺身にはしていませんでした。
ここ数年で冷凍技術・解凍技術がすすんで解凍サンマでもお刺身に加工しても色味が良くなったのですね!
鮮度が良いことで逆に高まるリスク
主に北の海で獲れるサンマが、流通の進歩によって鮮度を維持したまま日本だけでなく、海外でも販売されるようになりました。
サンマのお刺身やお寿司を食べる機会も増えました。
でもそれに伴って増えているのが寄生虫のアニサキスによる食中毒です。
アニサキスはサンマだけなく、日本人が食べる機会の多いマグロ、イカ、アジなどにも寄生している虫です。
これが人間の胃の中に入ると猛烈な胃痛に襲われます。
看護師をしている方がアニサキスによる食中毒患者を3人見たことがあるけど「尋常でない苦しみかただったよ」と言っていました。
まぁ、必ずしも重症化するわけではありません。。
というのも、私自身も魚屋のくせにアニサキス食中毒になったことがあります(^-^;
3年前の9月ぐらいに回転すしで食べたサンマのお寿司が原因で食中毒になりました。
食べてから15分のしないうちに症状が出ました。
私の場合は、鈍い痛みがあったり収まったりを繰り返していて、ガマン出来ないほどの痛みではありませんでした。
「もしかしてアニサキスにあたったかな?」
「でも、アニサキス食中毒って激痛って聞いたことあるけど。。」
翌日病院に行ったらアニサキスによる食中毒と診断されました(^-^;
お医者さんによると「必ずしも重症化するわけではない」とのこと。
3~4日でアニサキスが身体の中で死ぬので、そしたら完治すると言われました(笑)
アニサキス食中毒を予防するには?
まず加熱して食べる時は大丈夫です!
焼く・煮る・揚げるといった調理過程でアニサキスが死滅するからです。
また、先ほど書いた解凍サンマの刺身も大丈夫です!
解凍サンマは一度凍らせるのでその過程でアニサキスが死滅します。
注意すべきは生サンマで作ったお刺身とお寿司です。
※魚の名前の前に「生」とついているのは「加工(冷凍や塩漬け)していませんよ」という意味です。
生ホタテ、生マグロ、生めかじき、生わかめ等の表記を見かけますね。
実は予防はとってもカンタン!!
さて、生サンマで作ったお刺身を食べる時にどうすればアニサキスによる食中毒を予防できるか?
それは「よく噛んで食べるだけ」です!!
本当にこれだけです(笑)
アニサキスは酸には強いですが傷には弱いです。
ちょっと傷がつくと死んでしまいます!
だからよく噛んで食べることが予防に効果的なのです。
※そういえば、「あじのたたき」も「いかそーめん」も細かく切りますが、アニサキスによる食中毒予防の観点から、という理由もあるのかもしれませんね。
お刺身はよく噛む!!
逆に、お刺身をろくに噛まずに食べるのは食中毒になるリスクが高まります!
お刺身はやわらかいものが多いので、あまり噛まずに食べてしまう人も多いのではないでしょうか?
私がアニサキス食中毒になった時もあまり噛まずに食べていました(^-^;
映画を観る前で、あまり時間がなくて早く食べられるから回転寿司を選んで、映画の時間に間に合うように早食いしました(^-^;
お刺身を食べる時は「よく噛む」ということを意識してみてください!